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2013年8月23日

スイスの鮮魚販売

スイスの鮮魚販売を見る機会があったので、ここで紹介を。

見た目がいいので、あまり高く感じなかったが、よくよく計算してみると、サーモンは値段表示が100g単位で3.95スイスフラン(434円)、つまりkg4340円。

日本でも見習いたいのは、サービスの高さ。

サービスとは、付加価値。
普通の魚を捌かないで(丸のまま)売る場合は、何らかの仕掛けなり低価格等の要素が必要になる。
魚に付加価値をつけ売るためには、如何に手間をかけて、お客さんにその価値を伝え、理解してもらえることが重要。

スイスの鮮魚販売は、家にもって帰った時に料理に手間がかからないこと(バーベキューにできる素材に加工してあること)や、見た目が華やか、対面販売で安心感なども提供しているのだと思う。
その証拠にスーパーのど真ん中に鮮魚販売コーナーがあった。
(日本であれば、端っこに設置されているのが普通なのでは。)
スイスでは、調理場がお客さんから丸見えであり、お客さんに対して何も隠していないという意思表示でもあるかと思う。
(勝手に自己判断したのだが。)

惣菜コーナーには、タコのオリーブ漬けやイワシの酢漬け、ムール貝のワイン煮、シュリンプのオリーブ炒めなどが並んでいた。

日本では魚離れが進んでいると言われているが、世界では、逆に魚食が進んでいる。
世界中の人が集めるスイスで改めてこのことを痛感した。

日本人が日本の魚を食べられなくなる前に、魚食文化を改めて普及したいと思う。





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